Bugs in me.

TOEICや英語学習について、ポツリポツリと書こうかと。

オンライン英会話を12ヶ月やってみて思ったこと

去年の5月くらいにオンライン英会話を始めて12ヶ月経った。途中2ヶ月ほど休んでしまったので、実質的には10ヶ月くらいだ。 この10ヶ月を振り返ってやってみたことや感じたことを書いてみたいと思う。

レッスンは積極的に参加しないとダメ

フリートークにしても、教材を使ったとしてもレッスンに積極的に取り組まないとダメだと思う。何がダメかというと受け身のままでは会話に参加していないのと同じになると思う。会話というのは聞いているだけでなく、自分の考えや知っていること、相手の言うことに感じたことを返さないと会話として成り立たないはず。これは英語だろうと日本語だろうと、日常であろうがビジネスであろうがそれは変わらないと思う。

どんなことが積極的にレッスンを受けることになるのだろうか?

準備

レッスン前には絶対に準備が必要だと思う。

今の教材はA4一枚より少ない(だいたい250ワードくらい)の記事を音読して、内容を理解して講師からの質問に答えるというのが中心である。 私はこの準備に1時間半から2時間の時間がかかっている。

どんな準備をしているかというと、 1. 一読してわからない単語を書き出して意味を調べる 2. 読み返しながら要約を英語で作る 3. シャドーイングをする 4. 音読をする というのがパターンだ。

大体1と2で45分から1時間。3と4で45分から1時間である。

要約した部分と講師からの質問がダブることが少ないので理解しているか確認するところが違うようだ。 それでも要約を作るために何度も読み返しているので、悪くないレスポンスでだと思う。

後述するが、会話というのは自分の考えや知っていること、感じだことを自分の言葉で説明するものだ。記事は大抵知らないことなので、記事を読むことで記事を把握しないと当然質問には答えられない。 レッスン中に記事を読んで、即座に理解できるほどの実力はないのでレスポンスは遅くなるし、その時間が無駄に感じる。

少なくとも記事の内容を把握しておかないと時間の無駄になる。そのためにも準備は必要だ。

レッスンに変化をつける

レッスンには流れというか、「こうゆう順番でやりましょう」というものがあると思う。 アルバイトとして講師をしている講師もいるので、教材があることと、それに沿ったレッスンの流れがあると言うのは、一定の品質を保つためには必要なことだと思う。

しかし、その流れだけでレッスンを受けてしまうとワンパターンになり、実力がつくのだろうかと不安にあると思う。私はなりました。

記事を教材にしたレッスンに変更してから少しずつレッスンの流れに沿いながら、 1. 挨拶のあとに今日あったことを一つだけ言って見る 2. 同意語や類似語を聞いてみたり、逆に自分の言葉で単語の意味を確認したりしてもらう。 3. 準備した要約を添削してもある ということをやっている。

これも流れとしてはワンパーン化してしまっているが、それでも会話することが増えるので、ただ流れに沿っているだけよりよいと思っている。

質問をする

レッスンに変化をつけるための一つが質問だと思う。

日本人は質問をしないというのをよく聞くが、質問するのが恥ずかしかったり、うまく英語で言えなかったりするからだと思う。講師は下手な英語でも一生懸命理解しようと努めてくれるので、うまく英語で言えるかどうかは置いておいて、積極的に質問をする方がよいと思う。

準備している段階で疑問にも思わなかったことがあるので、このときはさすがに苦労するがそれでも、「この単語をつかった他の例文はありませんか?」とか「類語はなんですか?」ということは聞くことが多い。

準備段階で質問したいことを用意して、聞くときの文を考えておくこともある。こうすると英文をその場で考えることもないのでスムーズに行くと思う。

圧倒的語彙力不足

言いたいことはあるのに単語がわからないことが多々ある。

一応TOIECのベストスコアが800点を超えているので、それなりの単語量はあるはずなのだが意外とでてこない。つまり読めるけど言えない。思い出せないのである。

それだけではなく、普段日本語で使っている言葉が英語にならないのだ。自分の知っている話題や得意な分野での単語も結構でてこないので、これは

圧倒的語彙力不足
としか言いようがない。

「語彙を増やすためにはどうしたらよいですか?」と何度か講師に聞いたことがあるが、「ひたすら本を読め」「DVDの字幕でわからない単語を拾って辞書で調べる」「常に辞書を調べる」とか新しいヒントはない。つまり地道に単語に出会うしかないわけだ。

英会話は英語力だけではない

「自分の考えや知識を英語で言えなければ会話はできない」と考えている。「英語ができれば会話ができる」と思っている人が多く、これを完全否定するつもりはない。そう言う人はきっと日本語でも話題が豊富な人だと思う。

知識や情報が少ないと会話できない

自己紹介はワンパターン化したもので乗り切れるが、教材の記事で「これ知っている?」とか「日本ではどうなの?」ということをよく聞かれる。準備段階でわからない話題があるとネットで調べておくこともあるが、要約に時間を取られて記事の背景までを調べておかないと「わかりません」になってしまう。扱う記事にもよるだろうけど、大抵は知らないことの方が多い。

何でも知っていると言うわけには行かないだろうけど、記事の話題に関連することの一つくらいは知識として持っていてもよいのかなぁと思う。

自分の言葉で言う

レッスン中で記事の音読の後にする講師の質問にはなるべく言い換えをして自分の言葉で言うようにしている。記事の一行をそのまま読んでも良いのだろうが、その方がアウトプットになるのではないだろうかと考えているからだ。

そもそも会話というのは自分の言葉で話すのだから、自分の言葉で説明するべきだと考えているので、できる限り実践している。

効果を実感した二つの方法

オンライン英会話は効果があるのかというと「ないわけではない」と思う。日常的に英語を使わない身としては1日25分でも「英語を聞いて、理解して、自分の言葉でいう」という機会は貴重なものである。

それでも効果が実感できないと不安になる。

テストを受ける

レアジョブは「スピーキングテスト」というのがあり、「安心サポート」をつけておくと3ヶ月に1回スピーキングテストを1,000円くらいで受けられる。「安心サポート」がないと3,000円くらいだったと思う。

レアジョブを始めてから3ヶ月後に受けたスピーキングテストの結果で「レベル4」、それから6ヶ月後くらいに受けた結果が「レベル5」である。上がっていた。その後のカウンセリングでは「本当にあと少し。あと少しでレベル6だったんです」と言われた。

つまり、多少なりとも効果はあったということである。

少し休んでみる

効果を実感するために意図的に休んだわけではない。都合が合わなかったり、どうしてもやる気が起きずに休んでしまったことがある。その後にレッスンを受けると多少スムーズに言えたり、講師が言っていることも少し理解できるようになったと感じることがある。理由はわからないし、本当にそうなのかと聞かれると「そんな感じがする」と答える以外にない。だって、そう思うんだもん。

まとめ

オンライン英会話を続けることは多少なりとも効果があるということがわかった。実力についての問題はあるし、当初の目標である「英語で話すことにビビらないようになる」ということはクリアされていない。さらに準備に時間が取られるためTOEICの勉強も他のこともできない。そこまで捧げなくてもよいとは思うのだがやめられないのである。

意思疎通がスムーズにできるというのには程遠いとは思うが、意思疎通ができないと言うほどでもない。圧倒的語彙不足が少しずつ解消されていけば、意思疎通も少しずつスムーズになっていくのではないかと思い、日々英語の本やブログを読もうとするのだが、レッスンの準備でそれどころではない・・・。

36歳からオンライン英会話をはじめたら英語で仕事ができるようになりました

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