英語での面接を受けてみた
就職や転職、何かの試験で英語で面接を受ける機会があるかもしれません。先日、英語オンリーでの面接を受ける機会があったので良かったこととこれから改善しなければならないことをまとめてみました。
私はこの面接の後に何かが待っているわけではないので、純粋に・・・でもないですが自分の英語力の確認になればなぁという軽い気持ちで受けました。 それでも面接の前に部屋で待っている時にはムチャクチャ緊張していて、唇のあたりが乾いてなんども飲み物を口にしたりハンカチで手やおでこを拭いたりしてました。
呼ばれた時には緊張がピークに達したらしく「Yes-sir」と自分でも大きな声だったなと思うほどの声を出してしまいました。もうその時点から面接官の言っていることがよくわからなかったです。
面接予定時間は10分程度だったのですが、喋るりすぎで時間が足りなくなってしまいました。オンライン英会話で楽しいときもそうなのですが、どうも緊張すると何か言わなきゃというプレッシャーで余計なことまでとにかく喋ろうとするみたいです。
良かったこと
下準備
実際の面接で下準備の全ての活きたわけではありませんが、下準備したおかげでその部分については英語がスムーズに出てきました。まだまだ英語で会話をサクサクと進められるほど実力がないですし、知らないことは当然ながら日本語ですら答えられません。
面接で聞かれそうなことを前日にA4で3ページくらいに英文ででまとめておきました。日本語の情報ももちろんあるのですが英文で情報をあさりました。知っていることでも「こんなな英文にするんだぁ」と勉強にもなりました。知らないこともあったので、それはそれで勉強になりました。他にも英文のパンフレットなど読むと「こんなことを伝えたいんだなぁ」ということが分かり、自分の実力はまだまだだということも思い知りました。
もちろん予想もしていなかったことを聞かれた時はシドロモドロで「英語でなんて言ったらいいんだ?」と頭の中で考えていました。というか英語以前にちょっと回答に困りました。
用意した資料が少しでも頭に残っておけば良いなぁという気持ちで行く途中で資料を読んでいたのですが、当然全部覚えられるわけがありません。でも、答えられたところは頭に引っかかっていたのでしょう。
英文を英文でまとめるというのは以前友達に教えてもらって今回実践してみました。英文でまとめる時には基本的には辞書を引かない、自分で言い換えをすることを心がけてみました。もちろんどうしても分からない単語は辞書を引きます。これは少し大変なので毎日はできませんが時々やるには良い訓練かもしれません。
普段から英語でインプットしてそれを理解して自分の言葉でアウトプットしていく訓練というのは必要ですね。
英語で挨拶できた
ちょっと自分でも稚拙だったなとは思うのですが、部屋に呼ばれて椅子に座ることを許させるまでの間に
Nice to meet you.
以外の言葉が出てきたのは良かったと思います。
一言添えるだけで印象が変わるのではないかと思ってやってみました。部屋に呼ばれるまでひたすら頭の中で唱えていたのではないかと思います。それが上手くいったことで少しだけ緊張が解けました。それでも頭真っ白状態でしたけど(笑)
とは言っても、自分で考えたわけではなく谷口恵子さんのブログでなんか面接の時の挨拶があったなぁと思ってgoogleさんで探して確認しておきました。
達人たちは自分の経験をシェアできるようにブログやYouTubeにあげてくれているので積極的に活用させていいただく方が良いと思います。
なんでも貪欲に情報を拾い上げておくことは重要かもしれません。
でも面接だろうがなんであろうが挨拶は大事ですよね。仕事などで英語を使う予定がある人には挨拶のセリフを英語で持っておくことは必須ですね。
ダメダメなので改善が必要なところ
生声の発音
あまり発音の訓練をしてこなかった私としては聞くための発音はムチャクチャ大事というのを改めて感じました。
面接をしていただいた方の発音が変だったというわけでなく、自分で期待していたより「あれ?」っと思うほど聞き取れませんでした。オンライン英会話でも同じ人とずっとやるわけではないので、個々の発音には多少ズレがあるから少しはイケるだろうと思っていましたが玉砕しました。
多少のノイズが入ると言ってもオンライン英会話の音声は聞き取りやすいように感じます。ヘッドセットをすれば自分の周囲のノイズはだいぶカットされますし、ボリュームも上げられます。逆にそれが裏目に出た感じもします。
TOEICのリスニングパートは全部を聞き取れないので完全に自分の実力不足ですが、テキストについてくるCDはキツイとは言ってもすごく綺麗なんだなぁと思いました。
まぁ少し距離があったせいか声が小さく感じて、それで聞き取れなかったという言い訳を自分にしたい気持ちもあるのですが・・・(いや、やっぱり実力不足だろう・・・)
会話は音声を聞くリスニングではない
たとえ日本語でも会話というのは相手のことを理解して、それ相応のことを返すものだと思います。つまりチグハグな会話は日本語でも成立しないように、英語でも成立しないということだと改めてよく分かりました。オンライン英会話でも会話が成立してない時があるので、それに輪をかけてハンマーで殴られたように反省しています。
これはCDの音声を聞いて「こんなことを言っているな」ではなく、「こう聞かれたら、私ならこう答えるな」とか「会話の途中でもツッコミを入れていく」ところまで広げていかないといけないことかもしれません。それに近いのがTOEICのPart2だと思うのですが、Part3,4でも単に設問に答えるだけの勉強法を少し変えないといけないかもしれません。
とりあえず考えられるのは音声を聞いてその内容を英語で要約したり、英語でツッコミを入れるような訓練が必要かなと思っています。
またオンライン英会話では教材だけでなく、フリートークや生徒には公開されていない教材で訓練していこうかと思います。(フリートークではそれなりに下準備が必要だと思いますが、相手が何を返してくるかわかりませんからね)
相手の目を見て話せ
「相手の目を見て話せ」と教えてこられました。コミュ障にはツラいことです(笑)
オンライン英会話でもそうですが、目の前に(カメラ越しに)顔の見える相手がいるのですから人間同士目を見て、少なくとも相手の顔を見て話せるようにならなければと思いました。
私は英文を頭の中で考えるときに視線が上の方に行くという癖があります。人は右上を見ると「構成されたイメージを見ている。未来のこと、作り事をイメージしている」ということをNeuro Linguistic Programming(日本語では神経言語プログラミング)というのを勉強しているときに知りました。私はまさにそんな感じです。
視線を上に持っていくというのは会話をしている中ではあまりよろしくないことでしょう。ましてや面接などという場で相手の顔すら見ないというのは失敗でしかないでしょう。
TOEICのPart3,4の文を少し意識しながら暗唱している時も視線を上げないようにしたり、オンライン英会話でも気をつけていきたいと思います。
まとめ
下準備をすることでオンライン英会話が楽しく続いていることは確かですが、少しずつ修正していくことも必要だということも分かってきました。
TOEICでは「また、ダメだったかぁ」程度でひどいショックも受けないのですが、面接が終わった後は、「自分で地面に穴を掘って入って土をかぶせてほとぼりが冷めるまで土中にいたい」と思っていました。自分の英語力は大したことがないと分かっていましたが、面接といういつもとは違うシチュエーションでの英語力の足りなさや、英語での挨拶、コミュニケーション能力もまるで足りてないなぁと実感しました。
もう恥ずかしさとショックで思わず友達に愚痴ったのですが、彼に「いい機会でしたね」と言われてハッとしました。 独りで淡々とやっている勉強では得られない良いチャンスだったと思えるようになり、彼にはとても感謝しています。
またこのような良い経験を得られる機会が得られたこと、面接という場を用意していただいた方々に心から感謝したいと思います。
これからもこのような機会があったら是非トライしたいと思います。